あいさつ

第9回日本時間栄養学会学術大会

大会長  安尾しのぶ

(九州大学大学院農学研究院 教授)

 第9回日本時間栄養学会学術大会を2022年8月26日(金)〜27日(土)にグローカルホテル糸島(福岡県糸島市:九州大学伊都キャンパス隣接)にて開催いたします。

 現代社会では、生活リズムの乱れや食事の欧米化・多様化により、体内時計の乱れやそれにともなう睡眠障害、メタボリックシンドローム、生活習慣病、がん等のリスク上昇が深刻な問題となっています。これらの健康上の諸問題について、体内時計や時刻・タイミングという生体リズムの観点から予防改善を図る時間栄養学は、時間医学・時間薬理学とともに重要性を増しております。

 昨今、新型コロナウイルス感染症の影響により様々な分野で学会のオンライン化が進み、リモート参加の利便性が評価される一方で、対面における議論や情報交換の必要性を求める声も挙がっております。そこで、本大会では、対面・オンラインの両方を取り入れたハイブリッド形式を予定しています。テーマは「縦横に広がる時間栄養学」として、時間軸をライフステージやライフスタイルに広げるようなシンポジウム、ならびに時間栄養学に関連の深い味覚や時間薬理学に関する講演を予定しています。

 開催地に隣接する九州大学伊都キャンパスは、旧石器時代から人々が暮らしてきた跡が残る元岡・桑原遺跡群に所在しております。この地に産・官・学の他分野にわたる機関・組織の第一線で活躍する研究者が集い、最新の研究成果を発表するとともに、時間栄養学のさらなる可能性・発展についての情報交換を活発に行えれば幸いです。対面および遠隔で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。